個人的につまらなかった映画
ここでちょっくら、個人的につまらないと思った映画を挙げていきましょう。
あくまで個人的な意見なのであしからず。
スパイダーマン3
- トリロジーの中で特にヒロインがクズ。
- ピーター行動がギャグなのかマジなのかわからない。
- まとめるとハリーの執事が一番の悪人。
- 絞まらない終わり方。
- ヴェノムの扱いの雑さ。
二作目でいい感じだったのに、今作ではなぜなのかだめな部分が多いです。
いやもう、なんかね。とりあえずヒロイン二人のクズさと、ソニーの謎のゴリ押しのせいでしょう。そうしときましょう。
劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー
物凄く楽しみにしてたのに・・・物凄く楽しみにしてたのに!!
CMでは高評価がどうの言っていたので、劇場版ファイズみたいな、奥深いのを想像してたのですが・・・。
実際は特別面白いわけでもなく、終わり方もなんだか味のしない感じで・・・。そのせいか、私は今作がどんな感じに終わったのか覚えてないです。
ターミネーター:新起動 ジェネシス
T-800役がシュワちゃんって地点でアウト。そうこの人、"I'll be back"が言いたかっただけ。そもそも、そのセリフ言うのって、大して重要じゃないシーンじゃん。
イ・ビョンホンのT-1000が意外と良かった(無駄に情熱を感じた)だけで、内容はターミネーターとは言い難いものでした。
ターミネーターで求められるものって、SFっ気や斬新さよりも、殴り合いの肉弾戦だと思うんです。だってクライマックスが何やってんのかわからないですもん。
ミニオンズ
ユニバーサルのアニメーションって、なんか下品な印象です。特に今作は中途半端に汚くて不快でした。
それとキャラをゴリ押ししすぎでわざとらしくなっているのもマイナス。トレイラーで見どころ出し切ったというやつ。
デッドプール
改めて考えてみると、ソフトなデップーだったなと思います。R-15であればもう少しグロテスクな表現はできたはず。
カタナ・アクションが少なかったのと、ラストにかけてシリアスになりすぎた上、派手すぎる演出が痛手でした。
ジュラシック・ワールド
オリジナルの恐竜という案は良いと思いますし、何よりジュラシック・パークの復活(リメイクでもリブートでもない)というだけで嬉しいことです。
ただ、作中のほとんどが「これは望んでない」と言うものであり、ラストも1作目の二番煎じ感が否めませんでした(98年のアイツ程ではありませんが)。
アベンジャーズ
ディズニーがマーベルを買収してから、(恐らく)始めて公開された作品です。
ディズニー「日本よ、これが映画だ」
私「嘘つけ」
簡単に言うとこんな感じでした。
そもそも原作は権利上「アルティメッツ」(別世界のアベンジャーズのようなもの)であり、まぁ何とも言えません。
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
ウルトロンが弱い。
どうでもいいシーンが多い。
アイアンマンがやはり目立っている。
クイック・シルバーの扱い方。
ディズニー作品だよっていうアピールがうざったい。
結論:どうしてこうなった。
ゴジラ(1984)
再び悪役として戻ってきたゴジラ。
今作は中々良い挑戦をしています。その中でも、キグルミとロボットを使い分けた撮影方法は、中々感心できる挑戦でした。・・・そう、その挑戦は良かったのです。
今作のゴジラは怖く見せようという方針で作られたにもかかわらず、姿はずんぐりしてまんまる大きな目。初代のサスペンスホラー感は皆無で、その上、SF要素が強ぎて作品に釣り合っておりません。
まぁ、今作のおかげでデスゴジというとんでもないゴジラが生まれたわけですが。
SAW5 & SAW ザ・ファイナル
同じシリーズなので一度に。
全体的におもしろい(3以降は別のおもしろさとして)このシリーズですが、全7作の内で何故か面白くないのがこの二作。
5は展開の面白みの無さ、ファイナルは演出がSAWのノリからかなり反れているせいでしょう。
特にファイナルなんかは、血はピンクだわ何かと皮膚を引きちぎりたがるわでワクワクなんてあったもんじゃないです。
まぁいつもの切り株は良かったですけどね。
スーサイド・スクワッド
個人的にクソ映画の王道を行く作品でした。
そりゃあ魔女が何か事を起こす事は期待していましたが、そもそもチームですらないということにはガックシ。
デッドショットにもガックシ。
ハーレイクインがシリアスでガックシ。
SF強すぎてガックシ。
オペラ調の音楽にガックシ。
バットマンとジョーカーとフラッシュが邪魔。
何なんだろな、これ。
バイオハザードⅤ リトリビュージョン
今ではただのコスプレ映画になってしまったこのシリーズ。もちろん良い意味で。
前作ではオリジナル要素たっぷりの中に、ゲームのバイオ5に出てきた処刑マジニが登場し、ラスボスの原作再現はビックリでした。
しかし今作、キャスティング(主にレオン)が微妙で、後付け設定がいつもより目立ち、展開も前作の焼き増しっぽく感じました。それにクライマックスはかなーり謎です。
来月には最終章が公開されますが、どうかいい感じに終わってくださいな。
ハリー・ポッターと死の秘宝(Part 1,2)
キャラクターの死や、主人公達か苦痛に立ち向かうことの描き方はなかなか良いと思いました。
ただ、それ以外に関しては、あまり盛り上がりを感じませんでした。
これまで壮大に話を盛っていったくせに、何食わぬ顔でサラッと終わらせてしまう感じは、やはり10年続いたシリーズの終わらせ方とは違うと思いました。
マイティ・ソー ダーク・ワールド
ソーとロキ、血の繋がらない兄弟が夢の共闘!!
・・・を目的に観るとかなり物足りない作品です。
ダークエルフとかいう何とも微妙なヴィランと、いまいち笑えないギャグ(しかも終始あちらこちらに散らばっている)。
ロキだロキだ!・・・えっ?・・・えっ終わり?・・・えっ?スタッフロール?
こんな感じ。
Stand By Me ドラえもん
詰め込みすぎな印象
95分の作品の地点で嫌な予感はしていましたが、やはり明るいエピソードはほぼダイジェストでした。
第一話にあたる部分をダイジェストにした方が、個人的には良かったと思います。
もう見飽きた『さよならドラえもん』よりも、やるとすれば『僕のおばあちゃん』でも良かったんじゃないのとか、設定の改変は良かったけど、もうちょっとうまく使えたんじゃないのとか、声優はTV版そのまま使わないほうが良かったんじゃないのとか。
とにかく、映像は目新しいのに、話がベターないつものドラえもんだったことが残念でした。
・・・とまぁ、こんなくらいで終わらせておきます。
また気が向いたら書こうと思います。
今年のアメコミ映画は不作か?
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今年も残りわずか。今のところ私が次回観るアメコミ映画は、来年公開のドクター・ストレンジです。
今年も沢山アメコミ映画が作られました。いつもとは違い1本しか公開していないMCU作品。その代わり20世紀フォックスが2本も公開。さらにDCコミックスも本格始動し、2本公開。
日本では全体的に公開が遅れた上に、シン・ゴジラに押され気味だったものの、なんだかんだで今年もいい感じに賑わいました。
今年だけで4本(バットマンvスーパーマン、キャップ3、デッドプール、スーサイド・スクワッド)観た私です。
思い返してみると、まぁ何たることや、『凄くおもしろい映画』が見当たりません。
X-menは見逃しました。すいません。
今年のアメコミ映画には共通点があると思います。
それは『いい素材に相応しない内容』です。
まぁ、アベンジャーズ2やらマン・オブ・スティールやらマン・オブ・スティールやらマン・オブ・スティールやら、前からそういう映画はありましたけどね。今年は特に酷いです。
名作シビル・ウォーの実写化に、クソ映画からの大出世アンチヒーロー、今更対戦する2大ヒーローと、ヴィランズがチームアップしてヒーロー活動!!
どれもこれも、ファンがハルクVSウルヴァリンの次に期待していた作品です。アポカリプスは知りません。
しかし、全部の作品が『蓋を開ければ微妙以下だった』と言うやつでした。既にレビューしているので、詳しくはそちらをご覧ください。
そりゃあおもしろい点もありましたが、何よりストーリーや展開が微妙でした。キャップは一度死んでほしいと思っていた私や、そもそもストーリーがあって無いようなのにしてほしかった私に批判を食らったわけです。
そんないやーな空気の中やってきたトドメの一発、スーサイド・スクワッド!
よくぞまぁ、あそこまでクソみたいな映画を作りましたよ。
こんな感じに、私のアメコミ映画に対する評価はダダ下がり。フォックスとDCはともかく、MCUも・・・まぁこれもこれで大集合系は全部微妙ですけどね。
今年のアメコミ映画、せーっかくいい素材ばかりなのに、内容が微妙かクソかという状態です。
ファンが期待していた物さえ作っていれば今年は豊作になったはずなのに、みんな揃ってファンに背を向け、1名はついでに糞を投げつけるという行為をしたために、結果不作となってしまいました。
高い種なら水をあげなくてもいいと思ったのか、それとも水をやりすぎて腐らせたのか。それは定かではありません。
まぁ、豊作になるはずの種を駄目にしたことには変わりませんね。
来年1月から早速ドクター・ストレンジという、わりかし大物キャラクターの実写化。ガーディアンズとアベンジャーズをチームアップさせるため、SFっ気を強くしようと考えてるのでしょうか。
一方DCはジャスティス・リーグに向けて、ファンにDCヒーローの明るいイメージをなすりつけなければなりません。
権利上X-MENとFF関連のキャラが使いづらいマーベルスタジオ。
いいキャラといいキャスティングをことごとくクソにするプロのDC(今更ですがドラマは除きます)。
何だか雲行きが悪いですが、アメコミ(にわか)ファンの一人として、この2社には頑張って頂きたいです。
仮面ライダーエグゼイド(1〜3話まで)【何だよかっけぇじゃねえか!】
マイティジャンプ!
マイティキック!
マイティマイティアクション!
エークス!!
ノーコンティニューでクリアしてやるぜ!!
今度のライダーは今時ピコピコ音の時代遅れでステレオタイプなゲームがモチーフ!!
情報解禁直後のあの絶望感。しかしこのライダー、2、3回見てしまうともうカッコイイ!!劇場版で初めて複眼だということに気付いた時は声が出そうになりました。ハイ。
動きも横スクロールアクションゲーム風で・・・というのはゴーストの劇場版の話だけで、実際はかなりサクサク動きやがります。
久しぶりにスマートな体型というだけあって、戦い方が大胆で大振りな戦法(ファイズからヤクザ要素を抜いた感じ)はかなりの見もの。というか、前作のアクションがゆったり過ぎて不満だっただけですけどね。
さて、個人的な今作に対する評価は、アリです。
そりゃ、初めてあのデザインを見ると驚きましたし、鎧武からそこまで間が空いていないのに、いかにも多人数のライダーが登場しそうなカンジなのはあまり前向きにはなれませんでしたよ。
しかし、ゴーストの劇場版や予告映像を見ていると、どんどん楽しみになってくるんですよ。
で、いざ観てみると、やっぱりおもしろかったんです。
医療ドラマ仕立てのストーリーにゲームが自然に加わり、しっかりと子供向けな要素も取り入れていました。
ポッピーピポパポとか言うえげつない名前のヒロインは、もともとそういうのが出てきそうなストーリーなので違和感無し。前作のギャグとシリアスのギャップがありすぎて不自然というのは無かったです。
これまで、一話ごとに1人の新ライダーが登場するわけですが、これもなかなか良くできていて、一話でしっかりとキャラクターを描くことができているのは高評価。
ただ、これまでのシリーズの中で、かなりキャラクターの名前が覚えづらいのは難点。
ライダーの名前(エグゼイド、ブレイブなど)に関しては、そっちよりも形態の名前(マイティアクションX、タドルクエストなど)の方がインパクトが強いという。個人的な意見ですがね。
今のところ、武器で攻撃した時に出る『HIT!』の文字や、変身前のフィールド変化などのCGはかなりカッコよく作られてますし、レベル1の意外にカッコよく戦うシーンはなかなかのものです。
恐らく、いずれも次第に予算の都合上消えていく運命なのでしょうが・・・。
ゴーストのように、流用が目立つ作品になってしまわない事を祈りましょう。
『意外とカッコイイ』が目立つ今作。というよりもブレイブのデザインがカッコよすぎてたまりません。
正直、不安よりも期待のほうが強く、これからどんどん平成仮面ライダーらしく、葛藤したり味方が死んだり、自己犠牲を恐れなさ過ぎて、冬の劇場版で天空寺タケルにキレられるのを楽しみにしています。
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二重関節バンザイ!!
ted【R-15だって?】
見た目はかわいいテディベア。しかしその正体は、前科持ちで大麻とアルコールが大好きでドスケベなどうしようもないおっさんである。
今回は、そんな魂が宿ったテディベアが主人公(ポジションに一応立つ)の今作について書いていきます。
ちなみに吹き替えには面倒なので触れません。
今作は、上記のようなギャップのあるキャラクターが登場することや、久しぶりにR指定のコメディが様々なメディアに取り上げられたことで、一気に話題になりました。
コメディファンだけにとどまらず、R指定の映画を知らないミーハー(悪い意味の方)を巻き込んで・・・・・・・。
結果的に世界で大ヒット、続編まで公開されたのですが・・・。
どうも評価としてはそれほど高くなかったようです。
・・・と言うか・・・・・
根っからのコメディファンや、昔コメディ映画を観ていた人と一緒に、『下品なコメディ映画』を知らない人まで釣ってしまったのです。
映画総合サイト(適当)のレビューを見てみるとわかるのですが・・・。
「下品!これR-18じゃん!」
「子供には見せられない!」
何言ってんだこいつら。
流行っている。
クマがかわいい。
そんなよくわからない理由でR-15への領域へ足を踏み入れてしまった故、こんな低評価のオンパレード(かどうかは知らない)を生み出してしまったのでしょう。
まぁそれもユニバーサルの策略なんでしょうが。
一方、コメディファンからのレビューを見てみると、こちらもあまり上位には至らなかったようです。
やはり、全面的にプッシュしなければならない過程で、作品自体をかなりソフトに仕上げざるを得なかったのでしょう。
内容的にはそれほど過激ではなく、アメリカンな差別ネタや[ピー]が少なかったワケです。
コメディ映画を全く見てない私でさえそう思ったわけですしね。
「しまった!俺ち〇こ無いんだった!」
そんなこと言って物凄い嘆くようなシーンも無く・・・。
ユニバーサルの映画のパロディはオープニングでチラッと程度。
「ウォーターワールドはアトラクションはめちゃくちゃ面白いけど、映画はめちゃくちゃクソだよな」とかいう発言も無し。
下品なコメディ映画であるのに下品なシーンが少ない今作は、入門として観るにしても説得力に欠け、慣れた頃に観ても微妙な出来になってしまっているのです。
結果として、どんな層に観てもらいたかったのかが分からない作品になっていまいました。
また、個人的な意見として、ラストに入っていきなりシリアス展開に入った点はかなり悪印象でした。
続編が制作される程ヒットしたが、評価自体はそれほど高くなかった。
収益と映画の面白さは釣り合わない。
要は、エメゴジは最低な映画だということと、ドラゴンボール・エボリューションはなんだかんだで結構おもしろいという事がわかる映画ということです。
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一応楽しんでは観ましたからね。一応ですが。
仮面ライダーゴースト【この微妙な結果は・・・】
仮面ライダー鎧武では、平成ライダー1期の雰囲気を取り戻した。仮面ライダードライブでは、アツいストーリーを描いた。
そして、その次のライダーは・・・ゴースト!
ここに来て、誰にでも親しまれそうなライダーが登場しました。ゴースト=お化け=魂。偉人の魂を借りて、その偉人に応じた能力を使って戦うライダーです。
シンプルな顔つきに、パーカーを着ているというなかなかおもしろい格好をしています。
このライダーは、眼魂(アイコン)と呼ばれる、偉人の魂が宿る眼球型のアイテムをベルトにセットして変身します。その際、「パーカーゴースト」と呼ばれる偉人の幽霊が現れ、ライダーと一体化(というよりも、ライダーがパーカーを着用する)します。
では、ライダーについてとかは置いといて、それ以外にも見ていきましょう。
今作は『魂』がモチーフになるため、お寺や仏教っぽいものが舞台になります(ただし、明らかに仏教を表現しているわけでもなければ、宗派についても触れられないという親切ぶり)。
この点で、早くも好き嫌いがきれいに分かれました。
ホラーっぽい演出は無いのは確実として、宗教と絡める以外にも、主人公も敵も演出も、全体的に激しくハードロックが似合う作風も、『ゴースト』というテーマには合うのではないでしょうか。
少なくとも私はそう思っていました。特報のあのダンスを見たせいでしょうかね。
そんな期待の中、主題歌が氣志團だという情報と、主演の雰囲気を見て、「あー、そっちかー」という風に。
今作で湘南乃風が主題歌をやればよかった気もします。
その点で、放送前から少々マイナスイメージになってしまいました。
さて、いざ第一話を観てみると・・・・・やはり個人的にはあまり好きな作風ではありませんでした。
マーシャルアーツを使った戦法や、m.c.A・Tさんのボンバへッ変身音声はなかなかカッコよかったです。
しかし、それ以外の点、つまり、キャラクターやストーリーがスーパー戦隊に似ていて、仮面ライダーらしさはかなり薄かったです。
そして個人的に最大な欠点が、序盤のマコト兄ちゃん(=仮面ライダースペクター)が敵ポジションだった頃です。
ここまで行くかというほど、全キャラクターがブレていて(特に主人公)、演出もよくわからなく感じました。
主人公が東映マジック(説明無しで奇跡の力を使っちゃうアレ)を毎度やってきたり、キャラクターの葛藤が多すぎて、強気なキャラでさえナヨナヨしていて、その上かなり都合の良い人物に見えてしまいました。
とはいえ、タケルがブーストしてからは少しずつマシになっていき、アラン様が痛風への道に踏み入れ始めるあたりからは大分ストーリーも楽しくなってきました(それでも個人的には微妙なラインでした)。
というか、ネクロムがかっこよすぎて、それ目当てで観てたんです。ハイ。
彼が出てこなければ、今作はウィザードと並んであんまり好きじゃないライダーになってました。
しかし、結局最終回まで、臭い展開や似たような葛藤、ワンパターン化する展開、何回もアレするタケルに盾と化す最強フォームetc...
とにかく、大量な微妙・ダメな部分や無駄なヶ所が多く、良い素材で微妙な作品を作ってしまうという、今年どこかで二回くらい見たようなものに仕上がってしまっていました。
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ちなみにユルセンの正体に関しては十六夜久右衛門くらい落ち込みました。
後妻業の女【クズを見事に描いた作品】
大竹しのぶ、豊川悦司etc...
主要キャラクターはほぼ悪人。大竹しのぶ演じるザヨ゙ゴ小夜子は、『後妻業』と呼ばれる詐欺のプロ。
今作は、そんな小夜子を軸として起こる出来事を描いたものです。
今作、なかなか難しそうな雰囲気を出していますが、
その理由として、キャラクターや設定の解説をするタイミングがよく考えられていることです。
主人公が悪人という少数派の作風であるために、最初にオリジンから描くとお客さんが付いてこれなくなります。
まずはお客さんを作品に慣れさせ(しかも手短に)、それから簡単にオリジンの解説を流す。
それ以降はポンポンと話を進め(時折休息を入れつつ)、パタリと終わらせる。
このリズムが、今作ではかなり良くできています。
簡潔なストーリーに、主要な登場人物のほとんどがクズ。
こう聞くとこう聞くと、アメリカのしょうもない(いい意味であれ悪い意味であれ)ホラー映画のようなイメージしか湧きません。実際、私は今作のこんな感じのレビューを読んで、そういうのを想像してました。日本語おかしい。
しかし、いざ見てみると・・・。
簡単な分ストーリーにあまり深みは無いものの、クズをしっかり明確にクズとして描いており、徹底的にリアリティを描いていました。
しかも、単にそんなリアリティを描くばかりではなく、コメディ色も上手く混ぜ込んであり、観る人を一切飽きさせないように仕上げられていました。
どこぞの探偵コミックス社原作のヒーローみたいなシリアスというワケでもなく、どこぞのイグアナみたいな寒いギャグというワケでもなく・・・。
久しぶりにまともなエンターテイメントとして映画を観た気がします。エンターテイメントの意味が分からない。
PG-12の為、ある程度アレな表現があるので、そういうのを受け付けない人や、知人と観るのは注意を。
しかし、それこそクズを引き立たせ、クズを中心とした作品をしっかりと描く物となっているのです。
後妻業で金を荒稼ぎする女、そしてその息子
その女と手を組む結婚相談所の男
女と男を追う私立探偵の男
女の被害に合い、闇に飲まれていく二人の女性
シンプルかつ、プロがかったクズの描き方、そして記憶に強く残るシーンの数々。
感動?そんなのこの映画には無いですぜ。
仮面ライダー剣【従来の作風を守りつつ子供心をも掴む】
平成ライダーシリーズ第5作目。 トランプがテーマ・仮面ライダーという職業・第一話で主人公が所属する組織が壊滅・etc…。これまでの平成ライダーの中でもかなり独特な作風となっている作品です。
オンドゥルルラギッタンデスカー! オレァクサムヲムッコロス! オデノカラダハボドボドダ!
独特な作風に並んで多くの話題()も呼んだ作品ですが、ヒーロー作品としては王道を行くものになっています。
簡潔でヒーローらしい描写は、多くの人が想像する"それ"そのもの。しかし、ゆっくりと進むミステリー仕立てでシリアスに繰り広げられるストーリーは、平成ライダーらしいものでした。
複雑に絡み合う人間関係。裏切ったり裏切られたり。時に戦い、時に助け合う。
「アンデッドを封印する」という共通の意思を持ちながら、考えの食い違いや志すものの違いによって起こるギクシャクした話の流れは見事なものです。
流石にファイズのようなドロドロな昼ドラは繰り広げませんでしたが、協力と対立を繰り返すたびに深まる友情はとても素晴らしく表現されていました。
さて、肝心なバトルですが、今作は敵怪人に「死」という概念が無い(つまり殺せない)というのがキモです。
では、何をして怪人を倒すのか。封印です。 トランプをモチーフにしたカードを使って、体力が切れてベルトがパッカリ(見たら分かります)しているアンデッドにカードを刺し、封印をするというものです(ちなみに大抵のアンデッドはベルトパッカリの前に雑な爆発をします)。 これがなかなかおもしろく、封印されたアンデッドがライダーたちの心の中に語りかけたりすることもしばしば。 一見ハデな爆発ができない残念な設定ですが、うまく使うことで、人間とアンデッドの、言わばしょくぱんまんとドキンちゃん的なのも作れちゃうんです、ハイ。
恐らく、多くの人はアクションやストーリーなどのカッコイイ面よりも、オンドゥル語とかたい焼き名人アルティメットフォームとか、ネタの面の方が関心を持っていると思います。
ではそうしましょう。
まず一つ、オンドゥル語とは。 オンドゥル語とは、本編で第一話から最終話まで、終始殆どのメインキャラクターの滑舌が悪かったために、今現在までネタにされているもの。 第一話から早速、「本当に裏切ったんですか!」が、「オンドゥルルラギッタンディスカー!」というブッ飛ばし方をしたことで話題になりました。 なお、相川始役の人は、このオンドゥル語に賛成的で、自ら「オラァクサマヲムッコロス!(俺は貴様をぶっ殺す)」をネタにしたり、タデャーナサ・・・橘さんが歌う「rebirth」の歌詞の空耳、『辛味噌』についてDVDの特典のインタビューで話したりしています。 なお、このオンドゥル語は気にしない限り、それほど聞こえません。また、ところ構わずこのネタに触れると、ファンの逆鱗に触れてしまいますのでご注意を。
次は、オンドゥル語ほど有名ではないものの、かつて視聴者にかなり強いイ ンパクトを与えた伝説のヒーローです。 その名は たい焼き名人 アルティメットフォーム
作品の中間地点である、第三十話に登場した、たこ焼き屋の一人息子である相川始のドッペルゲンガーが、色々あって変身(変装)した姿。ニセムッコロとか言われたりも。 メイン武器はたいやき用の鉄板。ただのコスプレで、スペックは到底ライダーやアンデッドに及ばず・・・と思いきや、・・・・・。 ちなみにプレステのブレイドのゲームに出てくるそうです。
今作は、現代(当時)らしいヒーロー像で子供の心をガッシリわしづかみしつつ、仮面ライダーらしい『周りには仲間がいるが、自分だけが特質であるが故に孤独な戦いを強いられる』という、大人もハマる作品に仕上げられています。
ネタにされるが故、良さが薄くなってしまっている今作。 複雑な人間関係や葛藤の多い作風に対して、わかりやすく鮮明に描かれています。 ぜひ、時間があるときにゆっくり見てください。
アブゾオブクィィン フュージョンジャァァック ウェイ!ヴェッ‼ウェーイ!!!