えいがきのえいが【90年代生まれ視点の映画レビュー】

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ted【R-15だって?】


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 見た目はかわいいテディベア。しかしその正体は、前科持ちで大麻とアルコールが大好きでドスケベなどうしようもないおっさんである。

 今回は、そんな魂が宿ったテディベアが主人公(ポジションに一応立つ)の今作について書いていきます。
 ちなみに吹き替えには面倒なので触れません。


 今作は、上記のようなギャップのあるキャラクターが登場することや、久しぶりにR指定のコメディが様々なメディアに取り上げられたことで、一気に話題になりました。

 コメディファンだけにとどまらず、R指定の映画を知らないミーハー(悪い意味の方)を巻き込んで・・・・・・・。


 結果的に世界で大ヒット、続編まで公開されたのですが・・・。

 どうも評価としてはそれほど高くなかったようです。


 ・・・と言うか・・・・・

 根っからのコメディファンや、昔コメディ映画を観ていた人と一緒に、『下品なコメディ映画』を知らない人まで釣ってしまったのです。

 映画総合サイト(適当)のレビューを見てみるとわかるのですが・・・。

 「下品!これR-18じゃん!」
 「子供には見せられない!」

 何言ってんだこいつら。


 流行っている。
 クマがかわいい。

 そんなよくわからない理由でR-15への領域へ足を踏み入れてしまった故、こんな低評価のオンパレード(かどうかは知らない)を生み出してしまったのでしょう。
 まぁそれもユニバーサルの策略なんでしょうが。


 一方、コメディファンからのレビューを見てみると、こちらもあまり上位には至らなかったようです。

 やはり、全面的にプッシュしなければならない過程で、作品自体をかなりソフトに仕上げざるを得なかったのでしょう。

 内容的にはそれほど過激ではなく、アメリカンな差別ネタや[ピー]が少なかったワケです。
 コメディ映画を全く見てない私でさえそう思ったわけですしね。


 「しまった!俺ち〇こ無いんだった!」

 そんなこと言って物凄い嘆くようなシーンも無く・・・。
 ユニバーサルの映画のパロディはオープニングでチラッと程度。
 「ウォーターワールドはアトラクションはめちゃくちゃ面白いけど、映画はめちゃくちゃクソだよな」とかいう発言も無し。

 下品なコメディ映画であるのに下品なシーンが少ない今作は、入門として観るにしても説得力に欠け、慣れた頃に観ても微妙な出来になってしまっているのです。

 結果として、どんな層に観てもらいたかったのかが分からない作品になっていまいました。

 また、個人的な意見として、ラストに入っていきなりシリアス展開に入った点はかなり悪印象でした。


 続編が制作される程ヒットしたが、評価自体はそれほど高くなかった。

 収益と映画の面白さは釣り合わない。

 要は、エメゴジは最低な映画だということと、ドラゴンボール・エボリューションはなんだかんだで結構おもしろいという事がわかる映画ということです。






一応楽しんでは観ましたからね。一応ですが。