ラ・ラ・ランド【豊かな音の表現と、豊かな感情表現】
ゴールデングローブ賞で作品賞やらなんやら受賞、アカデミー賞も十何個かロミネートされている注目作。 ここら辺あんまり興味ないので・・・・・・。
とにかく、今回は『ラ・ラ・ランド』について書いていきます
なお、今回はケチってIMAXではなく普通の上映で見ました。
なお、私はミュージカル映画はあまり観たことがありません。その上でのレビューです。
『アメイジング・スパイダーマン』でヒロインを演じていたエマ・ストーンが、売れない女優"ミア"を、そして個人的によく知らない人のライアン・ゴズリングが、売れないジャズピアニスト"セバスチャン"を演じます。
ジャンルはミュージカルとコメディ、ラブロマンスです。 オールド・スタイルのミュージカル調で進む物語。壮大で派手なのではなく、セットや視覚効果をうまく使い、ロマンチックで夢のある雰囲気が表現されていました。
特に前半と後半はミュージカルらしさが強く、逆に中盤はそれが抑えられており、表現の強弱のメリハリの良さを感じました。
あの予告で流れていた曲がオープニングだったのは驚きでした(相変わらずの予備知識一切ナシですので)。
今作、ジャンルとしてはミュージカル映画ですが、ストーリー性やキャラクター性の描き方は、『(500)日のサマー』や『her』のような、一癖あるラブロマンスに近いものでした。 ヒュー・ジャックマンの方の『レ・ミゼラブル』でかなり疲れたという方は、今作はなかなか観やすいかと思います。 分かりやすく言うと、『リトルマーメイド』とか『アラジン』とか、セルアニメの頃のディズニーアニメーションに近い感じでしょうか。
今作は、「ハッピーになれる映画」とか「前向きになれる映画」ではなく、幸せや苦難、葛藤を客観的に描いていく作品に感じました。
キャラクターの心情をダラダラ描くわけではなく、「おそらくこうだろう」、「きっとこう思っているのだろう」という、ふわふわしたキャラクター性を表現しているのであないでしょうか。 私的には大好きなジャンルですが、この点かなり意見が分かれそうです(日本人に限った話でしょうが)。
夢を諦められない二人の男女のラブストーリー。
こう言ってしまうと、よくある何の魅力もないラブコメディのように思えますが、内容は無難でしっかりしたものになっています。
目指すものは違えど、お互いが持つ夢の大きさは共通。しょうもない場所のベンチで意志を確かめ合い、二人で夢へと向かっていく。 しかし、深くなると同時に二人は、たった一つの『意志の違い』がお互いを知らず知らずと引き離していっていることに気づいていく・・・・・・。
物語の中でのいくつもの決断、後悔。これらをどう捉えるかは人それぞれ違うかと思います。
だから今作は、「ワクワクドキドキの夢のあるミュージカル映画」として観るには、正直全くおススメできません。 あくまでも、「古いミュージカル調のアメリカ式のラブストーリー」という感覚で観るといいと思います。
今作を見る前に、ラブストーリーと昔の映画(白黒とかカラーが主流になりたてた頃のやつとか)を数本観てみることをお勧めしますよ。
映像表現とストーリーのギャップが強く、初めて見るには多少疲れる作風になっていますが、エンディングのほっこりする感じや、色鮮やかで繊細なキャラクター性には関心しました。
流行りに乗らず、古い表現方法で若手役者を使う。 古いのに新しいという、ちょっと不思議で違和感のある作品にも思えます。 しかし、考えてみると今がおかしいんですよね。
新しい表現を作り出しては捨てる。これを何度も繰り替えす。 今の洋画と邦画って、複数の国の映画の要素を組み合わせたハイブリッドもとい中途半端なもので、いくら最新技術を使っても、既視感が拭えないカテゴリになっているのではないでしょうか。
この映画はアメリカらしい、明るさと狂気をベースに、様々な苦悩を巧みに織り交ぜた作品に感じました。
普段「古き良き時代なんてクソ食らえ」ですが、映画に関してはそれってあるんじゃないかなー・・・・って思いました。 うーん・・・これは少なくともDVDとサントラは買いたいな・・・・・・。
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ドクター・ストレンジ【キャラクターやテーマを最大限に活かしたなかなかの名作】
みんな意外と待っていた、MARVEL界の代表的な魔法使いがついに実写化!
相変わらず日本では、公開が遅い上に吹き替えがとてつもなくクソなやり方で、ファンを全力で萎えさせてきます。 マジでウォルト・ディズニー・ジャパンいい加減にしてください。
それはともかく、いつも通り(?)IMAX3D(字幕)で見てきましたので、感想を書いていきます。
ストレンジ役のカンバーバッチがかなりのハマリ役だったのか、今回は珍しく何だかんだ言われることも無く、わりと平和に公開までたどり着けた印象です。
ちなみに私個人としては、ストレンジのスペックが高い(いろんな意味で)から、ゴーストライダーみたいな感じになってしまうんじゃないかとか考えていました。
しかし、いざ見てみると、MCUではガーディアンズ〜以来久しぶりにまともに「おもしろい」と思いました。
長ったらしくて眠いオリジンではなく、パッパと進んでパッパと成長するという、最近では珍しい形式で話が進みました。やっぱし息子や家族ドラマをゴリ推しするような人をキャスティングするのとは全然違うね!!
比較的ハデなヒーローである彼を、どこまで地味に描けば良いのか、どれだけのユーモアを持たせると良いのか、どのようなヒューマンドラマにすれば良いか。 今作はこれらを上手く見ていたと思います。
名前の通りのストレンジ(=奇妙)な映像表現やバトルはなかなかおもしろく、何をやってもマンネリ感を拭えないこのシリーズを一新するように感じました。
また今作の特徴として、『マルチバース(詳しくは検索を)』の存在を明らかなものにするという、アメコミの実写映画としては異例と言えるものがありました(コミック側が実写映画への干渉をしたことはありますが)。・・・・もしかしたらFFやX-MENとのチームアップとかあり得ますね・・・。スパイダーバースで3人のスパイディが共演とかも・・・・・・。 とりあえず、今後のアベンジャーズにはFFが出てきてもいいと思いますよ。スパイディ浮きますよ・・・・。
そして今作、よく考えてみたら、中盤で肉弾戦(厳密には違う)が盛り上がったところで、それからラストにかけて少しずつ全体的な雰囲気が変わっていき、クライマックスでは心理戦へと変化していました。 子供もターゲットにしなければならないシリーズでこういう作り方をするということは、結構珍しいと感じました(心理戦があるとしても、肉弾戦の途中でいきなりという方が多いです)。
Dr.ストレンジというストレンジなキャラクターだからこそ、こんなストレンジな作風にできた(しなければいけなかった)のでしょう。
ではここで、良くなかった点を書いていきます。
今後の展開では中心核的存在となると明言されているDr.ストレンジですが、そんな彼にはいまいち物足りない点がいくつかありました。
まず、映像が見づらいこと。 これはどこぞのIMAX脳の人の作る映画とは違い仕方がないではあるのですが、問題なのは、そういうのが前半でまとめてやってくることです。 疲れます。酔います。Dr.ストレンジがどのような位置に立つヒーローかを説明する重要なシーンではあるものの、このシーンで嫌気がさした人は多いかと思います(ちなみに僕はがっつり見てましたが)。
次に、各キャラクターの戦闘能力が分かりづらいこと。 あまり複雑な話ではないのですが、設定やこれからの話の流れの説明に時間をかけてしまい、各キャラの紹介が若干おろそかになってしまっていたと感じました。 おかげで今作のヴィランが小物に見えてしまい、どうもキャラクターへの思い入れは起きませんでした。
そして個人的なことですが、Dr.ストレンジに、あまり強そうなイメージが起きませんでした。 マルチバースに触れたり、ヤバいヴィランに立ち向かう場面があるものの・・・でした。
考えてみれば、Dr.ストレンジは肉弾戦メインではない分、これまでののMCUのスーパーヒーローとは全く異なった強さを持つキャラクターです。 つまり、魔法メインの戦いを繰り広げてくれば、彼の強さは大いに表現できたはずです。 しかし、東映がバンダイに受ける制約のように、MARVELスタジオはハズブロに制約を受けているのでしょう(妄想)。少し無理のある取っ組み合いが行われ(とはいえ、そこはそこでおもしろかったです)、そのシーンが長すぎたのでしょうか、パワーキャラなのか・神秘キャラなのかが曖昧になっていました。 もっとうまく行ったはず・・・。あの戦闘シーンは見せ場であると同時に、キャラクターを分かりづらくしてしまったという、何とも微妙なものになってしまいました。
全体的にはおもしろいです。マシじゃなくておもしろいです。どこぞのディテクティブとは違います。
情報量を極限まで減らし、これだけシンプルに仕上げることができたのは評価できます。
ただ、クセになる人はクセになるし、つまらないと思う人はとことんつまらないと思います。 要はシン・ゴジラですね。いい例えだと思いますよハイ。
おもしろいけどオススメはできない、そんな映画です。
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横の白髪がカッコイイデュフフフフ
【無駄に気合の入った映像】映画 妖怪 ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!
今回の記事は2016年に書いたものです。
妖怪ウォッチの劇場版第三弾!
今度はアニメと実写の世界を行ったり来たり!謎の大クジラとコアラニャン(?!)が鍵の大冒険(嘘)が始まる!!
なぜ観たかは考えないでください。
ホントはレビューするつもりは無かったんですが、予想以上におもしろかったので、結局やっちゃいます。
某タヌキみたいな作画の変化も無く、某五歳児のような壮大な展開も無く・・・、いつものノリでやっちゃうのが今作。
大画面でthe普通もといあなっ・・・ケータきゅんと、イカルス星人もとい妖怪ネコマタ、ジバニャンのいつもの三人をメインに、テレビスペシャルでやりそうなことばかり繰り広げます。マジで。
どこぞのオタクは早くも映画のメインキャラからハネられました。
今作はあくまでも(一作目と同様に)ケータきゅん達3人のお話としたかったのでしょう。彼ら以外の人間キャラと大体の妖怪は、脇役らしくちょろっと出て来る程度でした。
今作の物語の本筋は、突如起こった「質感や人間性がリアルで毛穴がある世界」への変化、空を飛ぶ巨大クジラ、そしてコアラニャンと謎の少女です。
ただちんたらと実写とアニメを行ったり来たりするだけではなく、ちゃんとその辺に理由をつけたり、この尺で回想シーンを入れる余裕を見せたりと、しっかりテーマに合わせた物語を用意してくれるのには、なかなかの気合を感じ、驚きでした。
特に実写世界に入ると、無駄に気合の入ったCGを見せてくれます。
どうせUSJのやつの流用でしょう・・・・・と思いきや・・・・ですよ。
子供向け映画でやるようなことじゃないっすよ。
煙の動きとかヌメヌメした質感とか、筋肉の動き方とかウィスパーの気持ち悪さとか。
頭のネジを10本くらい抜いたくらいのノリで今までやって行った結果、一周してこだわりにこだわった超高品質のCG映像ができたわけですね。きっと・・・。
正直、今年観たアメコミ原作の映画が全部負けてしまう勢いでした。
無駄にゴチャゴチャしてないし、度々出て来る若干メタっぽい発言も良かったですし、最後のオチには鼻水吹き出しました(実話)。
無駄にアングルもこだわっているのも魅力的。途中で怪獣映画みたいになってました。
いつも通り都合の良いアニメ展開に、ちゃっかり実写っぽい現実味やヒューマンドラマを取り入れられており、なかなか斬新でした。
気合の入ったCGも子供向けとは言えない程のクオリティで・・・そもそも、よく考えてみれば地上波の方でもケータ君が変態になるエピソードは作画が化け物になるのだから、こうなるのは当たり前なんですけどね。
多くのファンが望んでいた通りの作品になっていたと思います。面白半分で貯まったポイントで観たら、意外にもいい作品で「あ、コレお金払って観てもいいやつだ」っていうやつです。
子供向けっていう先入観を捨てて、ぜひ身近なファンに無理やり連れて行ってもらってください。なんせローグ・ワンの後に観ての感想ですからね
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【希望のために戦う者達】ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー
EP.4の「惑星をも破壊する威力を持つ、デススターの設計図を手に入れた」というあらすじを基に、寄せ集めの部隊、ローグ・ワンの戦いを描いた今作。
監督はGODZILLA(2014)のギャレス・エドワーズ。オタクが作ったオタクのためのスター・ウォーズ、それこそが今作です(半分嘘)。
観てきましたよハイ。吹き替え派なのでIMAXではないですがね。
今作、従来のスター・ウォーズとは違い、どこか現実的でシリアスでした。
ゴジラで焦らしすぎてその点ちょっと嫌われたギャレスですが、今作では真逆です。とてつもないスピードでキャラ紹介を済ませ、主人公達を旅立たせます。
これは望み通りでした。若干薄いストーリーと決断の早いキャラクター、そして危険を恐れない反乱同盟軍や頭の悪い帝国軍。やっぱしスター・ウォーズらこうでなければ・・・。
いつもと違うスター・ウォーズでありつつも、スター・ウォーズのお決まり(EP.4,5,6の方)はちゃんと守ってくれるという点は、とても良かったです。みんな旧三部作が好きなんですね。旧三部作が。
今作のキャラクターは、アクがありつつもちゃんとスター・ウォーズらしさがありました。
脇役オーラをモンモン出しているのはあえてでしょうか。これも今作の特色であり、おもしろさでもあるのでしょう。
ただ、名前が覚えづらいのは残念でした。ジャージャービンクスみたいなクソよりかはマシですけどね。
さすがギャレスというのでしょうか。客が見たいシーン=ファンサービスもしっかり自然に、ストーリーに合う流れで作ってくれました。
トルーパーやヴェイダー卿はもちろん、前作を超えずも衰えない空中戦の迫力やウォーカー系の絶望感。スター・ウォーズらしさ、カッコ良さを抑えておきながらのこのわざとらしくなさ。しっかり焦らしてくれるのも彼らしさなのでしょう。
今作もやはり旧三部作意識か、陸のドンパチはCG少なめでした。
特にクライマックスにかけてはかなりの迫力。見た目に反して薄っぺらい装甲のトルーパーとローグ・ワンの撃ち合いは、過去の(実写)シリーズの中ではかなりの大規模なシーンでしょう。旧三部作ではわりかし小さい戦闘が多かった分、今作ではしっかりと『戦争らしさ』が表現されていた感じでした。新三部作は・・・・・うん・・・・・・。
シンプルでありながら濃いストーリー、独特なカメラアングルや焦らしを効かせた映像美。そしてゴジラ同様『必要性のないアクションシーン』をカットしてしまうことによるリズムの良さ。会話の多い作品ではあるものの、しっかりと客を飽きさせずに楽しませてくれました。
ギャレスのオタク魂を爆発させつつも、しっかりとSWらしいB級映画っぽい超大作感が出せています。
ギャレスがこういうことへの才能があったのか、偶然にもこうなったのかはわかりませんが、少なくとも今作はスター・ウォーズでした。
まだ公開したばかりなのでネタバレもできず、こんな薄っぺらい記事になりましたが(いつものこと)、多分来週バイオと一緒にIMAXで観るので、それからまた詳しい記事を書いていきたいと思います。
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正直、新三部作みたいなのにならないか不安でした。
【感想】仮面ライダー平成ジェネレーションズ Dr.パックマン対エグゼイド&ゴーストwithレジェンドライダー
衝撃的なデザインで良くも悪くもとてつもないインパクトを放ち、現在なかなかのおもしろさを持つ仮面ライダーエグゼイドが、始めて主人公として映画に登場!
そんな今作、
ちなみに私はウィザード系はsicと主人公以外はあまり好んでおらず、それ系統はかなり雑になりますのでご注意ください。
クソ映画から始まった(私は嫌いじゃなかったですよ)ライダー大戦シリーズの最新作。
エグゼイドとゴーストはもちろん、もう東映のケチな予算では呼べなくなった福士蒼汰から後の主人公ライダー3人が登場。本人のドライブはもう見納めかな?悲しい。
タイトルの通り、突如パックマンのウイルスが出現。一般人に襲いかかり、街中に謎の感染症が広がる。
パックマンウイルスはしれっとエグゼイドの世界へワープしたタケル殿達の前に現れ、タケル殿(仮面ライダーゴースト)の変身能力を奪ってしまう。
タケル殿は能力を失いながらも敵に立ち向かい、永夢(仮面ライダーエグゼイド)は主人公らしくナヨナヨするのであった・・・。
ギリギリセーフなギャラで雇われた泊さん(仮面ライダードライブ)は立派な警察官へと成長し、晴人(仮面ライダーウィザード)はゴヨ゙ミ゙ィ゙がどうこうで旅に出たついで感覚で登場。紘汰さん(仮面ライダー鎧武)は相変わらずです。
なお、今作では(たぶん)三人は主人公ではないので、詳しい心境は描かれていません。なんだってレジェンドですからねレジェンド。
ちなみに私は三人の中では鎧武をメインで見に行った奴でして、予告でお察しの通りの扱いには少し肩を落としました。まぁ神様だからねあいつ。
今作、正直めちゃくちゃおもしろかったです。
ちゃんとライダーらしく悩みを一人で抱え込むし、生身のバトルが多いので、その点最近では珍しいライダーらしさでした。マコト兄ちゃんとアラン様見られてよかった。
動くと超カッコイイエグゼイド。なぜか大スクリーンになるとそれが10倍くらいになるという不思議。飛び火してゴーストもかっこよく見えました。
今作の敵キャラはタイトルの通りDr.パックマンなのですが、それは単なるバンダイのゴリ押しなわけで、タケル殿の件以外には大して関係のないものでした、マジで。よかった。
やはりDr.パックマンは進化的なアレをするわけですが、それがめちゃくちゃカッコイイんです。最近の戦隊みたいなテンションの敵ではなく、ちゃーんと悪役らしい振る舞いをしてくれます。
ここで不満だった点です。
- キャラクターの世界観がめちゃくちゃになっている
- なぜか変身音声が小さい(特にレジェンド三人)
- タケル殿と泊さんがキレない
これだけですね。
ちょうどいいスケールやラストのド派手なバトル、謎のエンディングが等身大のヒーローが活躍する特撮らしさ。
今作はそれそのものでした。
もう泊さんは出演しづらくなるでしょうし、紘汰さんもフェードをかけて後退していくでしょうね。
悲しいですがしょうがない。ゲームで本人が声やってくれたら良いですけどね。
よく考えてみたら、この映画で始めてブレイブよりエグゼイドの方がカッコイイって思ってました。
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個人的につまらなかった映画
ここでちょっくら、個人的につまらないと思った映画を挙げていきましょう。
あくまで個人的な意見なのであしからず。
スパイダーマン3
- トリロジーの中で特にヒロインがクズ。
- ピーター行動がギャグなのかマジなのかわからない。
- まとめるとハリーの執事が一番の悪人。
- 絞まらない終わり方。
- ヴェノムの扱いの雑さ。
二作目でいい感じだったのに、今作ではなぜなのかだめな部分が多いです。
いやもう、なんかね。とりあえずヒロイン二人のクズさと、ソニーの謎のゴリ押しのせいでしょう。そうしときましょう。
劇場版 仮面ライダードライブ サプライズ・フューチャー
物凄く楽しみにしてたのに・・・物凄く楽しみにしてたのに!!
CMでは高評価がどうの言っていたので、劇場版ファイズみたいな、奥深いのを想像してたのですが・・・。
実際は特別面白いわけでもなく、終わり方もなんだか味のしない感じで・・・。そのせいか、私は今作がどんな感じに終わったのか覚えてないです。
ターミネーター:新起動 ジェネシス
T-800役がシュワちゃんって地点でアウト。そうこの人、"I'll be back"が言いたかっただけ。そもそも、そのセリフ言うのって、大して重要じゃないシーンじゃん。
イ・ビョンホンのT-1000が意外と良かった(無駄に情熱を感じた)だけで、内容はターミネーターとは言い難いものでした。
ターミネーターで求められるものって、SFっ気や斬新さよりも、殴り合いの肉弾戦だと思うんです。だってクライマックスが何やってんのかわからないですもん。
ミニオンズ
ユニバーサルのアニメーションって、なんか下品な印象です。特に今作は中途半端に汚くて不快でした。
それとキャラをゴリ押ししすぎでわざとらしくなっているのもマイナス。トレイラーで見どころ出し切ったというやつ。
デッドプール
改めて考えてみると、ソフトなデップーだったなと思います。R-15であればもう少しグロテスクな表現はできたはず。
カタナ・アクションが少なかったのと、ラストにかけてシリアスになりすぎた上、派手すぎる演出が痛手でした。
ジュラシック・ワールド
オリジナルの恐竜という案は良いと思いますし、何よりジュラシック・パークの復活(リメイクでもリブートでもない)というだけで嬉しいことです。
ただ、作中のほとんどが「これは望んでない」と言うものであり、ラストも1作目の二番煎じ感が否めませんでした(98年のアイツ程ではありませんが)。
アベンジャーズ
ディズニーがマーベルを買収してから、(恐らく)始めて公開された作品です。
ディズニー「日本よ、これが映画だ」
私「嘘つけ」
簡単に言うとこんな感じでした。
そもそも原作は権利上「アルティメッツ」(別世界のアベンジャーズのようなもの)であり、まぁ何とも言えません。
アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン
ウルトロンが弱い。
どうでもいいシーンが多い。
アイアンマンがやはり目立っている。
クイック・シルバーの扱い方。
ディズニー作品だよっていうアピールがうざったい。
結論:どうしてこうなった。
ゴジラ(1984)
再び悪役として戻ってきたゴジラ。
今作は中々良い挑戦をしています。その中でも、キグルミとロボットを使い分けた撮影方法は、中々感心できる挑戦でした。・・・そう、その挑戦は良かったのです。
今作のゴジラは怖く見せようという方針で作られたにもかかわらず、姿はずんぐりしてまんまる大きな目。初代のサスペンスホラー感は皆無で、その上、SF要素が強ぎて作品に釣り合っておりません。
まぁ、今作のおかげでデスゴジというとんでもないゴジラが生まれたわけですが。
SAW5 & SAW ザ・ファイナル
同じシリーズなので一度に。
全体的におもしろい(3以降は別のおもしろさとして)このシリーズですが、全7作の内で何故か面白くないのがこの二作。
5は展開の面白みの無さ、ファイナルは演出がSAWのノリからかなり反れているせいでしょう。
特にファイナルなんかは、血はピンクだわ何かと皮膚を引きちぎりたがるわでワクワクなんてあったもんじゃないです。
まぁいつもの切り株は良かったですけどね。
スーサイド・スクワッド
個人的にクソ映画の王道を行く作品でした。
そりゃあ魔女が何か事を起こす事は期待していましたが、そもそもチームですらないということにはガックシ。
デッドショットにもガックシ。
ハーレイクインがシリアスでガックシ。
SF強すぎてガックシ。
オペラ調の音楽にガックシ。
バットマンとジョーカーとフラッシュが邪魔。
何なんだろな、これ。
バイオハザードⅤ リトリビュージョン
今ではただのコスプレ映画になってしまったこのシリーズ。もちろん良い意味で。
前作ではオリジナル要素たっぷりの中に、ゲームのバイオ5に出てきた処刑マジニが登場し、ラスボスの原作再現はビックリでした。
しかし今作、キャスティング(主にレオン)が微妙で、後付け設定がいつもより目立ち、展開も前作の焼き増しっぽく感じました。それにクライマックスはかなーり謎です。
来月には最終章が公開されますが、どうかいい感じに終わってくださいな。
ハリー・ポッターと死の秘宝(Part 1,2)
キャラクターの死や、主人公達か苦痛に立ち向かうことの描き方はなかなか良いと思いました。
ただ、それ以外に関しては、あまり盛り上がりを感じませんでした。
これまで壮大に話を盛っていったくせに、何食わぬ顔でサラッと終わらせてしまう感じは、やはり10年続いたシリーズの終わらせ方とは違うと思いました。
マイティ・ソー ダーク・ワールド
ソーとロキ、血の繋がらない兄弟が夢の共闘!!
・・・を目的に観るとかなり物足りない作品です。
ダークエルフとかいう何とも微妙なヴィランと、いまいち笑えないギャグ(しかも終始あちらこちらに散らばっている)。
ロキだロキだ!・・・えっ?・・・えっ終わり?・・・えっ?スタッフロール?
こんな感じ。
Stand By Me ドラえもん
詰め込みすぎな印象
95分の作品の地点で嫌な予感はしていましたが、やはり明るいエピソードはほぼダイジェストでした。
第一話にあたる部分をダイジェストにした方が、個人的には良かったと思います。
もう見飽きた『さよならドラえもん』よりも、やるとすれば『僕のおばあちゃん』でも良かったんじゃないのとか、設定の改変は良かったけど、もうちょっとうまく使えたんじゃないのとか、声優はTV版そのまま使わないほうが良かったんじゃないのとか。
とにかく、映像は目新しいのに、話がベターないつものドラえもんだったことが残念でした。
・・・とまぁ、こんなくらいで終わらせておきます。
また気が向いたら書こうと思います。
今年のアメコミ映画は不作か?
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今年も残りわずか。今のところ私が次回観るアメコミ映画は、来年公開のドクター・ストレンジです。
今年も沢山アメコミ映画が作られました。いつもとは違い1本しか公開していないMCU作品。その代わり20世紀フォックスが2本も公開。さらにDCコミックスも本格始動し、2本公開。
日本では全体的に公開が遅れた上に、シン・ゴジラに押され気味だったものの、なんだかんだで今年もいい感じに賑わいました。
今年だけで4本(バットマンvスーパーマン、キャップ3、デッドプール、スーサイド・スクワッド)観た私です。
思い返してみると、まぁ何たることや、『凄くおもしろい映画』が見当たりません。
X-menは見逃しました。すいません。
今年のアメコミ映画には共通点があると思います。
それは『いい素材に相応しない内容』です。
まぁ、アベンジャーズ2やらマン・オブ・スティールやらマン・オブ・スティールやらマン・オブ・スティールやら、前からそういう映画はありましたけどね。今年は特に酷いです。
名作シビル・ウォーの実写化に、クソ映画からの大出世アンチヒーロー、今更対戦する2大ヒーローと、ヴィランズがチームアップしてヒーロー活動!!
どれもこれも、ファンがハルクVSウルヴァリンの次に期待していた作品です。アポカリプスは知りません。
しかし、全部の作品が『蓋を開ければ微妙以下だった』と言うやつでした。既にレビューしているので、詳しくはそちらをご覧ください。
そりゃあおもしろい点もありましたが、何よりストーリーや展開が微妙でした。キャップは一度死んでほしいと思っていた私や、そもそもストーリーがあって無いようなのにしてほしかった私に批判を食らったわけです。
そんないやーな空気の中やってきたトドメの一発、スーサイド・スクワッド!
よくぞまぁ、あそこまでクソみたいな映画を作りましたよ。
こんな感じに、私のアメコミ映画に対する評価はダダ下がり。フォックスとDCはともかく、MCUも・・・まぁこれもこれで大集合系は全部微妙ですけどね。
今年のアメコミ映画、せーっかくいい素材ばかりなのに、内容が微妙かクソかという状態です。
ファンが期待していた物さえ作っていれば今年は豊作になったはずなのに、みんな揃ってファンに背を向け、1名はついでに糞を投げつけるという行為をしたために、結果不作となってしまいました。
高い種なら水をあげなくてもいいと思ったのか、それとも水をやりすぎて腐らせたのか。それは定かではありません。
まぁ、豊作になるはずの種を駄目にしたことには変わりませんね。
来年1月から早速ドクター・ストレンジという、わりかし大物キャラクターの実写化。ガーディアンズとアベンジャーズをチームアップさせるため、SFっ気を強くしようと考えてるのでしょうか。
一方DCはジャスティス・リーグに向けて、ファンにDCヒーローの明るいイメージをなすりつけなければなりません。
権利上X-MENとFF関連のキャラが使いづらいマーベルスタジオ。
いいキャラといいキャスティングをことごとくクソにするプロのDC(今更ですがドラマは除きます)。
何だか雲行きが悪いですが、アメコミ(にわか)ファンの一人として、この2社には頑張って頂きたいです。