えいがきのえいが【90年代生まれ視点の映画レビュー】

90年代生まれ視点の映画レビュー 当ブログは個人的な意見をバカ正直に綴ったもので、映画の品質を保証するものでもありません。映画を否定しても、その映画に関わった人物を否定しているのではありません。例え人をバカにしても、それはその人を尊重した上での行為です。

パラノーマル・アクティビティ【誰もが恐怖する。何も、起きないことに。】

 今やシリーズ化し、日本がパチモノ…と見せかけての続編を作った大ヒット作。かのスティーブン・スピルバーグがリメイクを作りたがったと言えばコレ、パラノーマル・アクティビティです。
 今回はコレについて軽く話したい………の…………ですが…………………。残念ながらあんまり覚えてないので、うろ覚え程度で話していきましょう。
 ちなみに私は一作目のみを観ました。


 

ストーリー

 とあるカップルが自分の家がなんかおかしいということでカメラを設置。そしたらやばいことが起きた。

 

 



 この映画、アイデア自体はいいと思います。ポルターガイスト現象とかのオカルトを題材にした作品で、こういう作風は楽しめるはずです。そう、楽しめる…はずだったのですが……。

 多分、ほとんどの人が思ったでしょう。
 この映画、とてつもなく怖くないです。

 凄くいいアイデアだし、画質の悪さも雰囲気が出ていて良い。ただし、『それ』があるだけで、全く『それ』を活かすことができていないのです。

 流れるシーンの殆どは、カップルが寝てるシーンばかり。
 焦らして焦らして…焦らして焦らして…終わり。
 ビックリですよコレ。全編コレですよ。前半のみと思ったら全編。
 ストーリーらしきものはあるけど、それもなんか味気なくてつまらないです。
 そもそもカップルの男がただのバカで、こいつのせいでヤバいことになったってのが何ともバカらしいんです。

 

 



 続編が作られてるんだからきっといい作品だ~っと思えば思って観るほどガックシ。期待せずに観てもガックシ。
 ちゃんと作ったらっていうか、作風を活かしきれたら凄くいい作品が作れたと思うんです。

 今後、こういうタイプの映画は作ってもいいと思います。焦らすのはいいことですしね。
 ただ、その焦らしの後もしっかりと。ついでに、ちょっとでもストーリーに深みを加えて欲しいです。

 パラノーマル・アクティビティとしてではなく、別のホラーとして…ね。