えいがきのえいが【90年代生まれ視点の映画レビュー】

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マッドマックス【伝説の始まり!アクション・カーチェイスの金字塔(多分)!!】

 昨年、「ダークナイトライジング」のベイン役で世界中で何言ってんのか分かんねえよと言われたことでお馴染みのトム・ハーディ主演、「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が公開され、なんかパシフィックリム並にに人気になっていますね。
 今回はそんな大人気シリーズ第一作の、「マッドマックス」の紹介をしていきます。

 マッドマックスといえばなぜか車だけが元気な世紀末アクションシリーズというイメージがありました。しかし、調べてみるとそれは二作目以降なんですね。それに、2、3の北斗の拳に近いカンジは、ホントに北斗の拳から来てるんですね(・ิω・ิ )じゃあ、あの実写版北斗の拳はなんだったんだろ。

 とりあえずカンタンなあらすじを。
 舞台は犯罪が多発し、荒廃したオーストラリア。
 凄腕警官のマックスがチンピラ集団もとい暴走族の一味を間接的に殺害する。するとその暴走族から一家全員命を狙われ、息子は殺され妻は重症を負う。
 怒れるマックスは暴走族に私刑を行う。
 というカンジ。

 はい、この映画、個人的にめっちゃアリです。
 犯罪にまみれ荒廃した世界っていう、ロボコップでも使うくらいにベターな設定で、何とも言えない薄さのストーリーでハデなアクションをする。コレがいいんですコレが。ポカーンと見てでも分かるストーリーは人によっては受け入れ難いと思いますが、個人的にはそれで満足です。

 ストーリーの薄さのおかげで、アクション面にしっかり集中できます。
 アクションは現在の視点で見ると、大して凄いものとは言えません。しかし、当時の技術であのカーチェイスやスタント、クラッシュであることを考えると、とんでもないくらいのハデさです。
 それに、監督のジョージ・ミラーが医療に関わっていたり、撮影前に事故現場の取材などをしていて、それがあってか、今作ではバイオレンスアクション映画では珍しい、「リアルさ」もあります。
 ただのハデなアクションの娯楽作というだけでなく、現実味のあるバイオレンス描写も今作の魅力でしょう。

 さて、いつまでも褒めてもアレなので、ちゃんと残念な所にも触れましょうか(ゴジラの時にやってないけど)。
 先に言っておきますけど、私はあの無いに等しいほどのストーリーの薄さは好きですよ。それだけは言っておきます。
 ただ、そのストーリーの薄さが裏目に出てしまっている所が残念でした。その「裏目に出る」とは、キャラクター性です。特に主人公のマックス、あいつは結局どういう奴なんだよっていうね_(´ω`_  )_オープニングでクールな奴ぶる割に、その後すぐにどんどん普通の人間になっていき、中盤にはただのおっさんになってら。終盤はいきなり廃人からの狂人になるって言うね。ストーリーに付いていけるものの、キャラクターにはついていきにくいんです。よって、どういう展開だろうとイイハナシダナーとはならなかったって言うのが正直な感想でした。

 とはいえ、そういう詰めの甘さに代わるアクションの見せ方は、ハンパなく魅力的なものです。今作は、誰もが最後まで飽きずに観れる70年代以前の映画ではないでしょうか?









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