えいがきのえいが【90年代生まれ視点の映画レビュー】

90年代生まれ視点の映画レビュー 当ブログは個人的な意見をバカ正直に綴ったもので、映画の品質を保証するものでもありません。映画を否定しても、その映画に関わった人物を否定しているのではありません。例え人をバカにしても、それはその人を尊重した上での行為です。

バック・トゥ・ザ・フューチャー【それは勘違いだ!つべこべ言わず観ろ!】

 USJのアトラクション乗ったことあるって?じゃあ映画は?…………………ふむふむ…………観たことないかぁ(´・ω・`)
 …と言えばコレ!バック・トゥ・ザ・フューチャー(以下、BTTF)!!
 みんながみんな空飛ぶ車でタイムスリップして、いろんな年代を大冒険する映画だって勘違いしてやがるぜ!おまけにデロリアンがBTTFのオリジナルだと思ってやがる!
 こいつぁヘビーだ!!よーし、じゃあつべこべ言わず今すぐレンタルして観ようぜ!!
 …………もういいよね。

 



 舞台はカルフォルニア州のヒルバレー。1985年、ペプシ中毒者のマーティ・マクフライは、科学者で親友のエメット・ブラウン博士(愛称:ドク)から連絡を受ける。
 マーティがドクの元へ向かうと、そこには改造されたデロリアンが…。そのデロリアンが、次元転移装置の搭載することで時間旅行を可能にしたタイムマシンであった。
 燃料はプルトニウム。しかし、それは過激派組織から騙し盗ったものであった…。
 ドクの愛犬、アインシュタインを乗せたデロリアン。車両がが時速88マイル(約時速140キロメートル)を出すことでタイムスリップを行う実験は見事成功する。
 さて、今度は人間を乗せてタイムスリップしてみよう。しかし、その時に過激派に襲撃をされ、ドクは射殺されてしまう。マーティはデロリアンに乗って逃走。時速88マイルを出したデロリアンは1955年にタイムスリップする。なんとか過激派から逃げ切ったマーティだが、今度は燃料のプルトニウムが切れ、未来(元の年代)に戻れなくなってしまうのだった。

 ヒルバレーのカフェに着いたマーティ。そこには彼の父が…。
 マーティが若き頃の父と話す中、不良グループのビフ達がやってくる。どうやら臆病なマーティの父に、レポートを書かせているようだった。
 ビフが去り、いじけて「ほっといてくれ」とそそくさと逃げ出す父を、マーティは追いかけた。追いつくと、そこには馬鹿なことをしている父の姿が。そして父は車道に落ちてしまう。すると、父の前には車が接近していた。間一髪、マーティは父を助けるものの、マーティは車にはねられてしまう。
 しかし、何とこの出来事はマーティの両親が出会うきっかけであったのだった…。


 その後、マーティは55年のドクの元へ向かう。そこで、マーティが両親の出会いを阻害したことで、未来が変わってしまい、自身の存在が消えつつあることを知った。そして、数日後に落ちる雷を利用することで、未来に帰る(バック・トゥ・ザ・フューチャー)ことができることが分かったのだった。

 果たしてマーティの存在やいかに?未来に帰れるのか?

 



 珍しくネタバレを抑えてみました。


 はじめに書いた通り、今作(というよりこのシリーズ)は勘違いされるケースが多いんです。その原因は、やはりUSJの「バック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド」ですね。やべぇ名前長ぇ。
 まあ、しょうがないですよね。

 ただ、そんな勘違いして観ても、いい意味で裏切られるのが今作ですよね。ホント、観てて楽しいですよコレ。

 


 

 今作はのキモとなる部分は『タイムスリップ』よりも「タイムパラドックス」です。

 両親の出会いを阻害し、父親の代わりにマーティが母親に恋をされてしまったために、マーティの存在が消えてしまう。それをどうにかしようというストーリーです。

 

 主人公がタイムスリップする作品(映画だけでなく、アニメとかゲームとか)はたくさんありますが、今作は特殊です。

 ほとんどの作品は、地球や国などが脅かされ、それを根元から変えるためにタイムスリップ・・・というカンジです。

 しかし、今作はひょんなことからタイムスリップし、自分の身内が関係するタイムパラドックスを起こしかけ、何とかしようとしる・・・というカンジ。よく考えたら全く壮大な話じゃないんです。タイムスリップという壮大なことをし、壮大なメインテーマがあるのに対して内容は・・・・・。そういうアンバランスさが良いんです。多くのファンがいるのは、これにあるのではないでしょうか。

 


 

  ラストのダンスパーティの流れはすごく楽しいです。

 「親に手を出すのはちょっとアレだけども、自分の存在がかかってるからしょうがない。よーし。」と思いきやのまさかの展開。そんな笑いの後にやってくるシリアスなシーン。それから再びやってくる笑い。めっちゃくちゃリズミカルでバランスがいいです。

 こういう観ていて「は?」ってならないコメディ映画ってなかなかないですよね。何回も言いますけど、ホント、観ていて楽しいです。

 


 

 今作は3部作のうちのひとつであり、今作に限り続編を意識していない作りになっていますので、今作のみを観るのもアリですね。

 

 壮大なイメージでマニアックだと思われることが多いです。しかし、分かりやすいストーリーやリズム感のある展開は誰でも楽しめます。

 

 イメージだけで捉えずに、つべこべ言わず観ろ!ただそれだけです。

 

 

 

 

 

 

 

 

アトラクションマジで楽しいよね。